NHK MUSIC BOX

テレビを付けたら…「あ、(小学校低学年くらいの)ぼくがいる!!」
男の子が一瞬映っただけだったが、服装や髪型が明らかにぼくの小学校時代だった。
特にリアルだったのが、名前入り鉛筆と、グリーンディスプレイのPCだ。
金色に刻印されたひらがなの名前入りの鉛筆ができるのを、おじいちゃんと孫娘が見ている姿など、まさに自分だ。今や鉛筆どころか傘や自転車だって所有の概念が薄れているように感じるが、この時代は何だったんだろう…
グリーンディスプレイのPCを前にして、小学生くらいの男の子が何かを必死に打って動いたのがLINE文で構成される幾何学模様、というのもぼくだった。母親に連れて行かれたNECのパソコン教室では、親子で必死になって配られたプリントのBASICのプログラムを入力したが、結果は先生の通りにはどうしてもならず、形の崩れたインベーダーが変に動いただけだった。PRINT文のスペースの数がどうしてもわからなかったぼくら親子はそれで未来を感じられたかはよく覚えていないが、この映像ではLINEで構成された映像がものすごい将来を予感させる、ということを表現しているようだった。
ある年代をターゲットに、その時代の流行を映像と音楽で表現している深夜BGVだが、たまたま自分がノスタルジーを感じる時代を自分と同じくらいの子で表現されていたので、衝撃が走った。色々あると思うが、世相の切り取り方も技があったり、ぼくらが流行にばっちり乗っていたり、ぼくらがその時代の中心だったり、みんながみんなおんなじをことしたり、そしてそれらが全て重なったのかもしれない。